素人が14人の弁護士に勝った体験談

長時間労働を苦にして辞めた会社に対し、未払い賃金の請求をしましたが、全く相手にしてもらえませんでした。

 

代表者宛に請求のメールを2回送るも、払わないとの一点張り。

 

3回目に内容証明郵便で催告したら、相手はついに弁護士を雇いました。

その相手が、ちょっと普通じゃない。

 

弁護士会の理事を歴任し、また本を数冊出版する大物の有名弁護士でした。

さらに、元裁判官の弁護士や、元検事の弁護士もいる14人のプロ集団でした。 

👆この写真は、その時に自宅に届いた、弁護士からの「本物の受任通知」です。

それならばこっちもと、弁護士を雇うつもりでしたが、どの弁護士事務所からも相手にしてもらえませんでした。

 

ネットで調べて、大手の事務所や、普通の個人事務所など数か所に電話無料相談をしてみました。しかし、いずれも私の個人情報と争い事の内容を聞いただけで、全く受ける気がありませんでした。

 

請求する金額が数十万円と金額が低いので、その割合で決まる「弁護士報酬額」が低い為「うま味」が無いという事でしょう。

 

やはり現実はこんなものかとショックを受け、落ち込んでいました。

私は、このまま泣き寝入りするしかないかと思いましたが、「やれるところまで、自分でやってみよう」と、気持ちを切り替えました。

 

確かに相手は、普通の弁護士ではなく、有名な大物弁護士です。しかし、だからといって、私が無条件に降伏する理由にはなりません。なってたまるかという気になりました。

とにかく、自分には請求をする正当な理由があると信じる事にしました。

 

かなり勇気が必要でしたが、相手の弁護士事務所に自分の主張を2回書留で郵送しました。

 

しかし…相手の弁護士は、「払わない」の一点張りでした。

 

このままでは進展がないと悟り、私は期日を切りました。

 

この日までに入金がなければ、提訴すると書いて、3回目の通知を書留で送りました。

 

しかし、なぜか相手からは何の返事もないまま、期日は経過しました。

私は意を決してそんな弁護士集団を相手に、訴訟を提起する事にしました。

 

まず、法務局で元勤務先の会社登記簿を取得しました。

 

その後、自宅のパソコンでワードを使い、元勤務先の代表者に対する「訴状を作成」し、裁判所へ持参しました。

 

訴状提出は、郵送でもできますが、心の準備の為にあえて持参したのです。

 

裁判所で訴状は問題なく受理されました。

裁判所から期日呼び出し状が届き、請書を返信し、

 

ついに第1回目の口頭弁論が始まりました。

 

第1回口頭弁論: 当然、私は裁判所へ行きましたが、相手は答弁書(被告の最初の意見陳述書)だけ裁判所に提出しただけで、出廷しませんでした。

 

これは陳述擬制というもので、忙しい弁護士が良く使う手です。出廷していないにも関わらず「出廷して答弁書を法廷で読み上げた」とみなすのです。法律でこの行為は認められています。そして、

 

 

裁判官から「次回は弁護士が出て来るが良いですか。」と聞かれ、

 

当然私は「はい。」とだけ返事をして、次回弁論期日を確認しました。

 

第2回口頭弁論: さすがに2回目は相手の弁護士も出て来ました。そして、お互いの主張をして論点を絞りました。互いに睨みメラメラと炎が上がり、ピリピリして緊迫した雰囲気でした。

 

第3回口頭弁論: 弁護士は私に立証責任を追及してきました。ここで、「裁判官の心証」が、急に相手弁護士寄りに傾き始めました。

 

裁判官から発言を求められ、窮地に立たされた感がありました。

 

「このままでは負ける。」

 

私は焦りました。

 

しかし、私は勇気を振り絞り、相手弁護士の主張を援用する作戦に切り替えました。

 

 

すると形勢は一気に逆転し、一番重要な裁判官の心証が私寄りに傾きました。

 

第4回口頭弁論: 裁判官の心証が私寄りになったまま、4回目の口頭弁論が始まりました。

 

ここでおもむろに、裁判官が、相手弁護士に和解勧告を口にし始めました。

 

そして・・・

 

ついに、被告側弁護士は、和解案を提示して来ました。

 

私はその瞬間「勝った」と思い、喜びに心が震えたのを覚えてます。

 

判決をとっても良かったのですが、相手がお金を払うという行為は、謝罪の意もあると解し、あえて和解を受け入れて終わる事を選択しました。

 

判決を選べば、「一部認容判決」とも言える内容でした。

 

この訴訟体験で、1つだけ言えることがあります。

 

自分の請求原因(主要事実)が一番大事なのであり、その証拠が明確にあるならば、相手が大物弁護士であろうと、私の様に素人1人でも自力だけで勝てるという事です。

 

私自身も実社会の中で、まさかこんな事が起こるとは思いもしませんでした。そして何より、

 

「自分が学んだことは、いつ役に立つかわからない」という事を実際に体験する事になり、この経験で私は大きな自信を得る事ができました。

 

 

この体験談が、読者の方に少しでも勇気を与えるきっかけになれば幸いです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


☆この体験談は、読者のご家族や、周りの友人・知人の方々にも、下にあります各種SNSから、ぜひともご紹介して頂き、より多くの方に知って頂きたいと思っております。

 

それにより、法律問題で「無条件に泣き寝入りするケースが減る事」や「自分の権利は正々堂々と主張すべきという事」が広まり、そういった心構えがいつしかこの日本社会に定着すれば良いと願っております。

 

ご協力の程、よろしくお願いいたします。